2010年4月27日火曜日

景気循環学会の定例会を聴聞してきた

以前、blogを徘徊していたら、景気循環学会なるものがあると知り、一般でもお金を払えば話が聞けるということで、聞きに行ってきた。

会の目的は、景気循環を、1.記述すること。2.予測すること だと思う。理屈追求は、他の分野の仕事のような気がする。

で、景気循環の記述には、

  1. 内閣府が決めた景気循環期間、景気動向指数(DI)を見ながら、総合的(ヒストリカルなど)に判断。 Difusion Indexは、difusionは何が拡散してるかというと、それぞれの数字の、上昇・下降のばらつきを見てる。
  2. CI(一致), CI(先行) Composition Indexなので、数字を合成する。

がある。

それで、先行指数なんだけど、もっと ”ある程度の期間を持って” “確実性のある” 先行指数を作りたいというニーズがあるらしい。 というか、誰にでもある。leading indicatorが欲しいのは、みんなだ。

それで、CI先行指数に、代わるようなものがないかを探してると。 で、今回は株価を使ってみました。という話だった。

株価は、先行CIの一要素でもあるのだけど、データが使い易いし、先行するといわれているので、検証結果は見てみたかった。

まず、前提として、株価のそのものが、景気循環日付(内閣府が決定した)に先行してるかを見ると、まあ少し、2,3ヶ月先行してる。天井、底打ちのタイミングが。 株価の対前年比で見ても、天底はそれなりに当ててる。

んで、もっとより良いものを探そうと言うことで、比較対象を一致CIにして、それに対して、相関係数の高い銘柄や、天底のタイミングが精度良く先行した銘柄を探してた。(時間差を見るために、データをある日付分ずらして、データをいじる。チャート屋がやるのと同じだ。)

それで、ある銘柄をまとめて、主成分分析をして、主成分での数字は、先導してるかそうか。 めぼしい4銘柄を絞ったら、良い数字(先行性)が出た。 実は、ジェイテクトの一銘柄だけでも、良く先行してる。

日経225全体でも、現数字と対前年比のDI(0~2)を見てみると、良い先行指数になるのではという示唆があった。

 

おまけ

質疑応答で、1980年代終わりに、株価が先行指数の構成要素から外されていたらしいのだが、それは、松本和男氏が、株価はエリオット波動だから、景気循環とは別とか、なんとかかんとかと言って、指数から外す雰囲気になったらしい。おいらは、景気循環とエリオット波動は両立すると思いながら、聞いていた。

金融指標、資産価格(土地、商品)の数字の利用についても、話があったけど、ケースシラーみたいなのは、日本にはなかっただろうか? 昔、どっかがやると言っていたような気もしたけど。

現状の代替としては、土地銘柄の株価、リート指数、民間の空室率調査、くらいなんだろうか? 資産効果は、景気に影響がありそうなので、ざっくり全体でつかめる資産バリューが、計測できたらいいなと思った。

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