2009年11月26日木曜日

読書メモ:プロパガンダ(言葉の魔術、頭の中の絵)

アンソニー プラトカニス¥ 3,360
社会心理学:3位 (2009.11.26)

ここから二章(研究事例などの紹介)に入る。

言葉の魔術

抜き出し、要約:

言葉がその使用法や解釈において大きな許容範囲をもっており、説得のために使うことができることを知っているのである

その薬はたしかに優れている、しかし、他のブランドより優れているわけではない

対象への記述、行為の提示の仕方によって、思考や、認知的反応が方向づけられ、説得を始める前に既に説得される

言語の本質は、多量の情報を分類し、カテゴライズすること。それが、説得の力となりえる。博愛主義者、外科医、運動選手

言葉やラベルは、自己成就的予言。ある状況を定義、その定義を現実とするような行動を引き起こす。良い子と見なせば、良い子に。彼女たちのほうが魅力的で、自信があり、生き生きとして、男性被験者が抱いた最初の期待がリアリティを、、

ゲッベルス: 人びとの心理を理解し、また十分に反復しさえすれば、四角が本当は円であると証明することは不可能ではない。
結局、四角や円とはいったい何なのか。それらはたんに言葉であり、言葉というのは、偽装した概念をそれに纏わせるようにして作り上げることができるのである。

感想:

言葉のあいまいであり、みんなが個人の定義に沿って使っても許される。定義は認知を動かし、認知させられれば説得される。説得は、行動を引き起こす。実験室の実験でも、広告の世界でも、戦争時の宣伝でも、国家的なアジェンダ設定でも、いろんな所で確かめられ、そして使用されている。

とりあえず、言葉の持つ力の説明や事例が紹介された。次は、認知のプロセスみたいな所に入る。

 

頭のなかの絵

抜き出し、要約

頭のなかに思い描くフィクションは、われわれ自身の行為や思考にどの程度影響を及ぼすのだろうか

テレビが描く世界が現実とはかけ離れている、、、さらに驚くべきことに、研究は、テレビで見たことを現実の反映として受け取っている、、

ある地域にテレビが導入されると(その地域での)盗みの発生件数が増加するが、、、(因果ではなく、相関)

マスメディアが取り上げる問題と視聴者が最も重要だと考える問題が、ある程度一致する、

社長の権力の源のなかで最も重要なものは、組織のアジェンダを設定する能力

感想:

頭の中にできあがったイメ-ジが、狂信的な行動を起こす事はある。そのイメ-ジは、マスメディアが流す絵の影響を受ける。今だと、ネットで、自分のfollowしてる人達の影響を受けるみたいな感じかもしれない。今後、映像まで共有するようになると、影響はさらに強まりそう。どういう映像をみんなで観るかが、アジェンダセッティング。映像が、頭の中のイメ-ジとなれあば、思考や行動を導くフィクションとして働いてくれる。

次は、湾岸戦争時の事例。フセインとブッシュ父。

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