2009年12月6日日曜日

読書メモ:プロパガンダ(サブリミナルの話)

アンソニー プラトカニス¥ 3,360
社会心理学:3位 (2009.11.26)

ここから、第五章に入る。章名は「説得の戦略を打ち破るために」とある。

最初はサブリミナルの話。

抜き出し(圧縮、改変あり)

「特定の行動を誘導したり動機づけを変化させるといった強力なサブリミナル効果の存在を示す実証的証拠はない。さらに、そうした考えは膨大な研究の結果と矛盾しており、実験にもとづく情報処理、学習、動機づげの概念とは相容れないものである」

どうも、多くの人びとはそうしたテ-プが有効であると信じ込みたいようである。

人気テレビ番組「クローズアップ」が放映されている問中、三五二回にわたって「今すぐ電話を」というサブリミナル・メッセージが映し出され、、、、ところが、ほぼ半数の回答者が、その番組の聞に喉が渇いたり、お腹が空いたと述べていたのである。メッセージは食べたり飲んだりさせるものだという(誤った) 推測をしたのであろう。

「ポップコ-ンを食べ、コ-ラを飲め」研究は、下火になったマーケティング・ビジネスの顧客を増やすための作り事だったというのである。

サプリミナル論争の歴史は、サブリミナル効果と言う事よりも、説得ついて多くのことを教えてくれる。

  • マスメディアがサブリミナル説得を限られた形で伝えてきたことが挙げられる。
  • 人びとの期待、希望、恐れにある。サブリミナルの影響の問題が初めて全国的な関心の的となったのは朝鮮戦争の直後だった。
  • サブリミナルの誘惑が再び注目を浴びたのはウォ-ターゲ-ト事件の後だった。
  • サブリミナル説得を信じることは、多くの人びとの欲求を満たしている。

打ち破る方法とは何?という期待で読んでいたら、「サブリミナルは根拠のない話である」という事だった。

僕も、4,5年前に、サブリミナルのテ-プ(平常心を保つというタイトルだった)を買って聞いていた。精神コントロ-ルへの欲求が強かったからだろう。今考えると、客観的な向上はもちろんなかったが、当時は、満足だった。

しかし、マ-ケティングビジネスの顧客作りのためだったのか。なるほど。

とりあえず、僕は解毒されたような気がする(単なる情報のupdateに過ぎないけど)

一つのうそが、これだけの人を動かしてる事にびっくり。プロパガンダの威力のすごさがわかる。

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